京都の桜散歩道といえば、まっ先に浮かぶのが哲学の道。
銀閣寺からの哲学の道を南下して、「蹴上インクライン」まで、約1時間をのんびり歩けば、道中はさくらさくらの花道が続いています。
途中に、南禅寺の湯豆腐や甘党カフェで一服しながら、歩くのも楽しい。
桜の見どころルートをご紹介します。
哲学の道を歩いて、穴場!の熊野若王子神社へ
哲学の道を南下すればすぐに、熊野若王子神社があります。
160年(永暦1)後白河上皇が紀州熊野権現を勧請して創祀した、 永観堂の守護神としての神社です。
京都三熊野のひとつで、平家物語ゆかりの神社です。
神社には、たくさんの観光客で賑わいますが、境内裏山の「桜花苑」は、あまり知られていないので、かなりの穴場です。
この場所から、京都市内を一望でき、大輪で、あでやかなピンクの花の陽光桜が、約100本も咲き誇っています。
毎年4月第1曜日には、「桜花祭」が開催されます。
例年の見ごろ:3月下旬~4月中旬
拝観料:無料
場所:京都府京都市左京区若王子町2
問い合わせ先:075-771-7420
交通:京都駅から京都市営バス5号系統「南禅寺・永観堂道」下車
駐車場:なし
少し歩いて、岡崎さくら・わかば回廊 十石舟めぐり
20分ほど歩くと、琵琶湖疏水沿いに満開のソメイヨシノやヤマザクラを、風情ある十石舟に乗って、堪能できます。
往復約3kmを約25分掛けて、廻る周遊します。
ライトアップが楽しめる夜間運航も実地されます。
桜の見頃が過ぎたあとも、新緑の風景が楽しめます。
疏水の周りには京都市動物園や、京都国立近代美術館などが建ち並んでいます。
場所:京都市左京区南禅寺草川町(南禅寺舟溜り乗船場)
問い合わせ:075-321-7696(京都府旅行業協同組合)
期間:3月下旬~5上旬
時間:午前9時30分~午後4時30分まで、15分間隔で運航
料金:高校生以上1000円、小中生500円、幼児(3歳以上)300円
ライトアップ:3月下旬~4月上旬(午後8時30分発最終)
交通:乗船場には、京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約7分
徒歩数分で、蹴上インクラインへ
南禅寺の近くにある、蹴上インクラインは、明治期に敷設された全長582mの傾斜鉄道跡。
琵琶湖疏水の、高低差のある斜面で、船を運搬するために造られました。
線路沿いにソメイヨシノ約90本が咲き、線路内を歩きながら、桜を楽しめます。
鉄道ファンには、たまらないですね!
例年の見ごろ:3月下旬~4月上旬
場所:京都府京都市左京区南禅寺福地町他
問い合わせ:075-672-7766/京都市上下水道局水道部施設課
料金:無料
交通:京都市営地下鉄蹴上駅から徒歩3分
京都ならではの、古都風情あふれる桜の散歩道は、いかがでしたか?
一人でふらっと出掛けても、まったりと楽しめそうですね。