マダニ感染症が、西日本から北上しているという
ニュースが流れました。
マダニは、森林や草むらに潜んでいます。
マダニ感染症はワクチンや治療法はなく、
死亡例もある、怖い病気・・
アウトドアや秋キャンプを楽しむこの時期、
万全の対策をして出かけましょう。
マダニ感染症とは
マダニは、目に見えない、家の中のダニとは違い、
成虫は3~8ミリと肉眼で見え、
血を吸うと、1センチ以上に膨らみます。
マダニに咬まれ、発症すると、発熱や頭痛、筋肉痛、
失語症などの神経症状、頸部けいぶリンパ節の腫れ
などを引き起こします。
咬まれても、必ず発症するわけではなく、
6日~2週間の潜伏期間があり、
発熱や下痢、吐き気などの症状が出ることがあります。
2013年に山口県で感染者が発見されてから、
全国の累計患者数は151人で、うち41人が死亡。
死亡者はいずれも50歳代以上で、
70歳代以上が33人を占めるということです。
マダニが居る場所
野山や田畑のあぜ道、河川敷、
都会の公園を含めて、草むらがあるところです。
家の庭でも、草むらには注意を!
マダニ感染症のワクチンや薬剤はない!
有効なワクチンや薬剤は開発されていません。
予防が何よりも大事です。
マダニ感染症の予防方法
①草むらに入るときは、帽子、長袖長ズボン、
薄手の手袋や軍手、長靴やトレッキングシューズを着用し、
肌の露出を避ける。
②首もかまれやすいので、タオルやスカーフを巻いたり、
ハイネックのシャツを着用したりし、
ズボンの裾を長靴や靴下に入れて 、足首も露出しない。
③マダニが生息する草地ややぶ、
森林などで長時間寝ころんだり、座ったりしない。
④ディート(DEET)入りの虫よけスプレーを使う。
⑤衣服についても慌てずに、ガムテープなどで取り除く。
屋外から室内、テントなどに入る際や、
シャワーや入浴のときは、マダニが体についていないかチェック。
マダニに咬まれた場合は
24時間以内なら
ピンセットで取り除ける場合があります。
取れないときや刺し口にトゲのようなものが残ったら、
皮膚科か外科を受診し、除去してもらいます。
無理に抜こうとしたり、手で触ったりすると、
ウイルスや細菌が入る場合があります。
発熱、関節痛、頭痛、発疹などの症状が出たら、
内科で治療を受け、マダニに咬まれたことを申告しましょう。
参考:http://president.jp/articles/-/15253
うちの猫の足にマダニが!
町の中でもどこでも、マダニは居ます。
猫や犬は草むらに入ったりするので、
特に注意が必要です。
数年前に、うちの猫の足に
丸くて赤黒いモノがくっついているのを発見!
最初はイボかと思ったのですが、
これが血を吸って、膨れ上がったマダニでした。
そのときは知識がなく、かなり焦って、
引っ張ったら、ポロリとはがれました。
後で調べたら、普通はなかなかはがれないもので、
医者で取り除いてもらうほうがいいそう。
そのときは幸い、感染しないですみましたが、
犬や猫も感染症に掛かる場合があります。
マダニにかまれていたら、病院へ連れて行きましょう。
ペットのマダニ予防
ノミ・マダニの駆除薬が有効です。
春夏だけではなく、室外へ出すペットには、
秋も定期的に湿布しましょう。
また、ペットを室内に入れるときには、
体にマダニがついていないか、気をつけましょう。