ひと足早く春を感じる旅、河津桜を観る旅をご案内します!
春到来!……にはまだ早い? いえいえ、もう春は来ています。ソメイヨシノより、早く咲き始める河津桜の季節なのです。
河津桜って何?
春間近になるとよく聞く「河津桜」ですが、馴染みのあるソメイヨシノとは何が違うんでしょう?
河津桜はカンヒザクラ(寒緋桜)とオオシマザクラ(大島桜)の自然交配によりできた、桜と言われています。
1955年、飯田勝美さんという方が、静岡県賀茂郡河津町で、原木を偶然発見!
庭先に植えましたが、開花まで10年もかかったそうです。飯田さんの屋号より「小峰の桜」と呼ばれていました。
学術調査により、雑種起源の新種であることが判明し、1974年、正式に「カワヅザクラ」と名付けられました。
原木は今でも河津町に生育し、樹齢50〜60年とされています。
桜前線の対象となっているソメイヨシノよりも、2ヶ月ほど早く咲き始め、色も河津桜の方が、濃いピンク色をしています。
何より見頃が1ケ月間と長いので、長く楽しめるうれしい存在です。
河津桜の名所・見どころは?
やはり何と言っても、その名の由来となった静岡県賀茂郡河津町です。
今年は2月10日〜3月10日に、第25回河津桜まつりが開催されます。
花が長く咲くので、まつり期間も長く楽しめます。
伊豆急行で河津駅下車すると、徒歩8〜10分の河津川の河口付近から、桜堤を楽しむことができます。
なんとその長さは3kmにも及びます。
河津川河口付近では、夜はライトアップされ、桜のトンネルの下を通る、遊歩道になっています。
また、主会場の菜の花ロード付近では、時期により満開の菜の花も楽しめる、という豪華さ。
グルメ大会やいろいろなイベントも開催され、桜以外でも楽しめます。
また足湯処も点在し、桜を見ながらゆっくり浸かるのも一興でしょう。
そして、河津桜の原木ももちろん健在です。河津駅から、約1.2kmの田中地区にあります。
幹周囲115cm、高さ10mもあり、たわわに美しい花を咲かせる姿を、見ることができます。
河津桜堤へのアクセスは?
伊豆急行河津駅を目指してくれば、そこから桜堤や原木まで歩くことができます。
【鉄道】
・伊豆急行 特急「伊豆の踊子」号
東京駅〜河津駅(乗り換えなし)2時間40分
・JR 東海道新幹線・東海道線
熱海駅〜伊豆急行河津駅 1時間15分
【自動車】
・東名高速道路 沼津IC〜国道136号線〜伊豆中央道(有料)
〜修善寺道路(有料)〜国道414号線 全60km 所要時間1時間30分
・東名高速道路 厚木IC〜真鶴道路(有料)
〜熱海ビーチライン(有料)〜国道135号線 全113km 所要時間2時間30分
・東名高速道路 清水IC〜清水港〜駿河フェリー(65分)
〜土肥港〜国道136号線 全56km
※お車でお越しの際は、会場周辺に駐車場もあるので、下記にお問い合わせください。
また、交通状況は、随時変わりますので、最新情報を入手していただくようお願いします。
お問い合わせ等は下記のところへどうぞ。
河津桜まつり実行委員会 http://www.kawazu-onsen.com
(事務局・河津町観光協会 Tel 0558-32-0290 Fax 0558-34-0864)
河津桜開花情報テレフォンサービス 0558-34-1560