岡崎花火大会には、毎年、歴史ファンもたくさん訪れます。
岡崎は徳川幕府開祖・徳川家康のお膝元。歴史上の花火との関わり合いも、実は深いのです。
今年は特に、家康公の記念祭があちこちで行われ、よりいっそう歴史を感じる大会となりそうです。
天下泰平の世を祝う花火祭り
岡崎花火大会は、「岡崎城下家康公夏まつり」の一環で、70年以上続いています。
今年は祭りの1日のみ打ち上げられます。
2022年8月6日19:00 開演 ( 15:00 開場 )
会場:岡崎市乙川・矢作川河畔 (愛知県)
毎年50万人の人が訪れ、岡崎城をバックに、約20,000発の花火が打ち上げられます。
2015年は、家康公顕彰400年の記念の年で、ゆかりの地で「家康公四百年祭」が行われました。
「100年に1回の 『家康公三昧(ざんまい)』」が合言葉。
「顕彰(けんしょう)」というのは、その人の功績を讃(たた)えるという意味です。
400年前の元和元年1615年。その年に大坂夏の陣が終わり、「武家諸法度」「禁中並公家諸法度」が制定され、徳川幕府がより安定した年ですね。
その後、天下泰平の世が続いていきます。
伝統の「三河花火」
花火というのは、火薬を使うものですよね。元々火薬は、鉄砲など武器に使用された物です。
江戸時代は、火薬は武器につながるものなので、徳川幕府の一括管理になりました。
花火は、火薬が観賞用に転化されたもので、徳川家ゆかりの地・三河は、花火製造でも特権の地となりました。
そんな由来で、三河花火は、どこよりも伝統のあるものになったのです。
岡崎花火見どころ
伝統の三河花火の、見どころをいくつかご紹介しますね。
■仕掛花火
すさまじく豪華な、仕掛花火がみられますよ。
珍しい水上花火、圧倒的な滝花火、大のしとショーアップ!
■ 金魚花火
火薬の噴き出し方により、水上を金魚が泳ぐように見えるので、この名前がついたそうです。
水面を四方八方に花火が移動し、圧巻です。
■手筒(てづつ)花火
文字通り、手で筒を持って打ち上げる勇壮な花火です。
菅生神社への奉納の際にも、手筒花火が行われます。
■鉾船
たくさんの提灯(ちょうちん)で飾られた船です。
鉾船(ほこぶね)上から手筒花火を打ち上げたりもします。
岡崎花火の観覧スポット(*2022年は有料席のみで、ライブ配信あり)
■桟敷(ざしき)席
乙川河川敷殿橋下流右岸に、桟敷席が設置されます。
先行抽選:受付期間2022/7/1(金) 9:00~2022/7/15(金) 23:59
イ乙川殿橋マス席-南1 36,000円 ※4名まで入場可/必ず同時入場、イ乙川殿橋マス席-南2 28,000円 ※4名まで入場可/必ず同時入場、ウ乙川河川緑地イス席 5,000円、ウ乙川河川緑地イス席(駐) 8,000円 ※駐車場付、エ乙川河川緑地スノーピーク席 24,000円 ※4名まで入場可/必ず同時入場、エ乙川河川緑地スノーピーク席(駐) 27,000円 ※4名まで入場可/必ず同時入場/駐車場付、オ岡崎公園多目的広場イス席 2,000円、カ桜城橋リバービューシートA席 24,000円 ※4名まで入場可/必ず同時入場、カ桜城橋リバービューシートB席 20,000円 ※4名まで入場可/必ず同時入場、キ岡崎城下舟あそび花火舟 20,000円
花火大会に協賛しても、桟敷席を確保できますが、打ち上げ花火を買い取るなどの協賛金は、それなりのお値段です。
お問い合わせは、この記事の最後のリンク先でご参照ください。
■ 殿橋周辺、乙川会場、桟敷席後方
かなり混雑します。
■ 矢作川堤防
乙川会場よりも空いていますが、仕掛花火や金魚花火は観賞できません。
そのほかには、岡崎公園芝生広場、篭田公園(かごたこうえん)、乙川河川敷テニスコート、岡崎中央総合公園、であい橋などが観賞スポットです。
どこも、それなりに混雑していますので、小さい子供を連れて行くときは注意が必要です。
アクセスと問い合わせ先
■電車
名鉄東岡崎駅、岡崎公園前駅から徒歩10分
愛知環状鉄道中岡崎駅から徒歩10分
■車
東名岡崎ICから西へ車で10分
※ 駐車場もありますが、公共交通機関の利用をお勧めします。
<公式サイト>
<問い合わせ>
岡崎活性化本部岡崎城下家康公夏まつり実行委員会事務局
〒444-8611 愛知県岡崎市竜美南1-2(岡崎商工会議所内 3階)
TEL.0564-57-0200