今年もやってくる「博多どんたくまつり」。
名前だけは知っているけれど、詳しくは知らない、という人も多いのでは?
実は、日本で一番大きなお祭りが、この「博多どんたく」なのです。
九州・福岡市内のいたるところで、繰り広げられる、どんたくまつり。
メインは、さまざまなキャラが登場するパレードと、地元人も観光客も、誰もが踊り集う!という「総踊り」!
ブラジル・リオのカーニバルのよう!? これは楽しそうですね~
熱い九州人の、熱すぎる祭りをご案内しましょう!
GW中に沸く、熱い祭りの起源は?歴史は?
正式名称「博多どんたく港まつり」の日程は、
5月2日 16:00~19:30(前夜祭)
5月3日 13:05~17:00
5月4日 15:05~18:00
お祭り期間の、博多の街はどこに行っても、祭り気分で熱気に溢れていて、ここは日本?というくらい、うきうきしています。
発祥は、1595年に筑前領主小早川秀秋、の居城であった名島城へ 、博多の町人が松囃子を仕立て、年賀の祝いを行ったのが、始まりです。
博多松囃子は、選択無形民俗文化財で、子どもたちが「言い立て」(祝言)を歌い、天冠に舞衣姿の少女が、太鼓・鉦・笛・地謡いに合わせて、舞いを披露します。
その後、明治時代に廃止されたり、二広戦争の勝利の祝賀のために復活したり、太平洋戦争で再び廃止。
終戦後の昭和21年5月に「博多復興祭」として、空襲被災後の瓦礫(がれき)の中、子供山笠とともに、松囃子どんたくが行われ、翌、昭和22年より、博多どんたくが5月の24日・25日に開催され、現在のどんたくの形が誕生しました。
紆余曲折を経て、今のどんたく祭りができたわけです。
なにより、平和の象徴として、復活したことに意味がありますね。
その象徴が、「子ども囃子」。
混雑するのにかまわず、GW中に行われるのは、子どもの日を、意識してのことでしょう。
こうした歴史を知れば、子どもを大切にした、日本人の心もわかり、祭りの楽しさも深くなりますね。
前夜祭
前夜祭は福岡国際センターで行われ、古典どんたくの演舞、さらには歌謡ショーが楽しめます。
前夜祭は入場無料ですが、事前に配布される整理券が必要となります。
これは、4月下旬ごろに福岡市内で配布される予定です。
見どころは「どんたくパレード」経路と時間
どんたくパレードは、祭り期間のみ、「どんたく広場」に変身する、広い明治通りで行われます。
どんたくパレードの時間は、
5月3日 13:05~17:00ごろ
5月4日 15:05~18:00ごろ
「松囃子」のお囃子から始まり、警察音楽隊などに続いて登場するのが、大人気の「花自動車」と言われるバス。
これはこれまで、戦隊ヒーローだったり、アニメキャラ、またはディズニーも登場!
花自動車の後には、地元企業や学生などが、どんたく隊を組み、博多の街を仮装行列で練り歩きます。
小中学生から高校生、大学生やゲストバンド、また、各国のどんたく隊、サンバ隊が、工夫をこらした行列をつくります。
年により、タイ王国、マレーシア、ハワイのどんたく隊も登場。国も人も入り混じっての、見ごたえいっぱいのパレードとなっています。
「さまざまなグループが熱演する様子が見ていて飽きません↓」
パレード見物は、無料で見られますが、パレードが行われる沿道は多くの人だかりができます。
また、早くからの場所取りをして、座ってゆっくり見物する方も多いようです。
なので、当日はシートで場所取りが必須です。
パレードの経路
誰もが踊り楽しめる総踊り!(注:2022年は行われません)
博多どんたく港祭、もう1つの見どころは、誰もが参加できる総踊りです!
お祭り最終日の、
5月4日 18:00~20:00
どんたく祭りのフィナーレ、総踊りは、博多地元の人や他所から来た人、観光客など誰もが、一体となって踊るイベントです!
お祭りの締めくくりということで、盛り上がりは最高潮を迎え、非常に熱い!!
博多周辺のいたる所で、総踊りは開催されますよ。
どこでも、参加できますので、ぜひ、共に踊って楽しみましょう!
「見物客もどんどん参加して踊っています↓」
20:00の花火打ち上げで博多どんたく港まつりは終了です。そのぎりぎりまで、みんな、元気いっぱいに踊っています!
日本最大の、踊り祭りに、ぜひ足を運んで、参加してください。
お問い合わせは、公式サイトhttps://www.dontaku.fukunet.or.jp/へ。