京都の葵祭の季節は、
大田神社のかきつばたも見頃です。
かきつばたの神社として、
名高い大田神社かきつばたの見どころと、
周辺のグルメスポットをご紹介します。
葵祭に合わせて、見に行きたい
毎年5月15日と開催日が決まっている、
京都三大祭りのひとつ、葵祭。
京都御所を出発した行列は、
下鴨神社を経由して、
終点が上賀茂神社です。
大田神社は、
上賀茂神社が管理しているので、
少し早めに、上賀茂に向かい、
行列を観覧する前に、
かきつばた鑑賞ができますよ!
大田神社かきつばた群落
大田神社は別名
「恩多社(おんたしゃ)」と呼ばれ、
上賀茂神社隣接・管理している小さな神社です。
参道の脇は「大田ノ沢」といって、
野生のかきつばたの群生地になっています。
なんと平安時代から群生していたとか!
平安時代末期に後白河法皇じきじきに
藤原俊成(ふじわらのとしなり)に、
編さんを命じられた、
『千載和歌集』(せんざいわかしゅう)に、
俊成が自ら詠んだ、
こんな和歌が載っています。
「神山や 大田の沢の かきつばた
ふかきたのみは 色にみゆらむ」
『上賀茂神社にある、
神が降臨した神山(こうやま)の近くに、
大田神社がある。
そこに咲くかきつばたに祈願する恋は、
かきつばたの色のように一心に美しく、
一途なのだろう』
という意味です。
平安貴族はロマンチストですね〜。
紫の美しいかきつばたの色に、
寄り添うように生えるまだ青い紅葉。
とんぼも飛び交って、
平安時代にタイムスリップした気分に。
国の天然記念物にもなっている、
古式ゆかしいかきつばたを、
存分に楽しめますよ。
京都市北区上賀茂本山340
Tel:075-781-0011(上賀茂神社)
【アクセス】
バス:京都駅より市営バス4系統
「上賀茂神社前」バス停より徒歩15分
【時間】9時頃~15時頃まで
【かきつばた見頃】5月上旬〜中旬
近場のおすすめグルメスポット
カキツバタを見た後に、
葵祭観覧や上賀茂神社観光で、
賀茂川沿いまで足を伸ばせば、
オシャレなグルメスポットがたくさん。
賀茂窯
府道61号線を 、
賀茂川に行き着くまで進むと、
川沿いに桜並木の遊歩道があり、
少し歩くと、黄土色をした外壁の
オシャレなカフェが見えてきます。
そこが「賀茂窯」です。
陶芸教室を開講しているので、
アースカラーの外壁は 、
そのイメージにピッタリです。
店内からは賀茂川が眺められ、
暖かい季節にはテラス席も開放。
本当に癒しの空間です。
全てがスタッフ手作りという器に、
からだに優しい食材のごちそうが。
kamogama特製ランチ \1,200
(五穀米、サラダ、お惣菜、お漬物、お味噌汁)
他にもサンドウィッチ、バウンドケーキ、
賀茂窯ブレンドコーヒーなどがあり、
心もからだも癒される空間です。
雑貨販売スペース、
レンタルスペースも併設されています。
京都市北区上賀茂御薗口町59-12
TEL:075-723-0554
【営業時間】平日:10:00~18:00
【定休日】水曜日
【アクセス】阪急京都線河原町駅より市営バス
上賀茂神社前」下車すぐ
Boulangerie L’oiseau bleu
(ブランジュリ ロワゾー・ブルー)
「賀茂窯」と同じように、
賀茂川方向に進み、
今度は遊歩道に曲がらず、
加茂川にかかる橋を渡ってすぐの 、
本格的なパン屋さんです。
「L’oiseau bleu」とは、
フランス語で「青い鳥」の意味。
「幸せの青い鳥は、あなたのすぐそばに」
という想いがこめられた名前です。
国産有機玄麦を 、
ヨーロッパ製石臼で丁寧に自家製粉した 、
全粒粉や、
ミレット(雑穀)で作られたパンは、
生地から粉のいい香りが……。
それぞれのパンがそれぞれ個性ある食感、
味になっていて、とりこになりそう!
パン作りに愛を感じるお店です。
お隣の「めだかカフェ」で、
イートインもできますよ。
京都府京都市北区大宮南田尻町53−1
TEL:075-492-9200
【営業時間】7:30~19:30
【定休日】木曜日、第1水曜日、第3水曜日
【アクセス】市営バス上賀茂御園橋駅下車すぐ
ミレットあんぱんの種類が数多く!
上賀茂は、自然も見どころもいっぱい。
賀茂川沿いもナチュラルな雰囲気で、
中心部と違った、京都を楽しめますよ!