「フジロック」の愛称で知られる、FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)。
日本4大夏フェスとして、絶大な支持を得ています。コロナ禍のため、開催中止がありましたが、2022年は開催が決定しました!
「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」が合言葉の、フジロックを楽しむための服装や持ち物、会場内情報などを紹介しますね。
FUJI ROCK FESTIVAL2022概要
■ 開催日
2022年7月29日(金)30日(土)31日(日)
■ 開場・開演(予定)
開場 9:00、開演11:00、終演予定23:00
■ 開催地
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
■ チケット (一般=6月1日より発売)
・入場券1日券¥21,000
・2日券¥38,000
・3日通し券¥49,000
・キャンプサイト券 1名¥4,000
(イベント期間中有効)
・駐車券(2名より受付)1日1台¥4,000
公式サイト↓
宿泊とアクセス
最寄駅はJR越後湯沢駅です。上越新幹線も停車します。
自家用車やバイクでも来場可能ですが、駐車券獲得はかなり競争率が高いです。
また、宿泊施設も超満員で、なかなか予約が取れないので、早めの予約を!
■電車
上越新幹線越後湯沢駅下車。
会場までの無料往復シャトルバスあり。
※ シャトルバス(所要時間40分)
フジロックの入場券があればも無料乗車できる、田代・みつまた地区宿泊者も利用可能。
■車
関越自動車道月夜野I.C.から国道17号で33km。
関越自動車道湯沢I.C.から国道17号21km
フジロックはフジでもロックでもない!?
フジロックフェスティバルは、第1回目の1997年の場所が、富士山にほど近い、山梨県天神山スキー場であったので、「フジロックフェスティバル」という名称なのですが、実は富士山付近で行われたのはこの1回のみ。
そして、台風直撃で2日目は中止になってしまいました。第2回は東京の豊洲地区で開催。
3回目より、新潟県湯沢町の苗場スキー場が会場になっています。
「ロック」の方も、決してロックだけではなく、J-POPやJAZZ、エスニック音楽など、さまざまな音楽を楽しむことができるので、「フジロック」は実は、「フジ」でも「ロック」だけでもないのです。
でもフェス自体がサマーイベントのように楽しめるので、「フジロック」の名前そのものが、夏フェスの代名詞ですよね。
最近の夏フェスは、全体的にそんなノリになっています。
音楽のみのフェスではなく、総合的なイベントに変わってきているんですね〜。
フジロックは楽しみかたがいっぱい!
山間部にある苗場が舞台なので、自然を満喫するのに最適な場所。
音楽を楽しむことももちろんですが、自然を満喫したり、ゆったりと過ごすために、訪れる人も多くいます。
エリアによっては、入場時間をきちんと制限したり、ゴミの分別も徹底されていたり、節度あるフェスとして世界的に有名です。
そのため、「フジロッカー」と言われるリピーターには、40~50代も多いのです。安心して参加できますからね♪
日中は、スタンディングのみではなく、各自持参したチェアに座って、鑑賞できるエリアもあり、大自然の中、さらにゆったり過ごすこともできますよ。
(会場に設営されているイスはありません)
前夜祭も開かれ、地元の人たちも多数参加。
大食い大会やビンゴ大会などで、フェス来場者との交流を深め、最後は花火を打ち上げて、フェスの成功を祈願し、幕開けが宣言され、ムードは最高潮!
フジロッカーたちは、この前夜祭から参加する人も多いですよ。
主なエリア(入場ゲートから近い順)
(参考:2021年の会場マップ)
フジロックの会場は、大小いくつかのエリアに分かれていて、それぞれでアーティストがパフォーマンスを行ないます。
とにかく広いので、エリアからエリアへの移動も、結構時間がかかります。
会場入口から一番近い「レッドマーキー」エリアまででも15分ぐらいかかるので、いい運動になるかもですね(笑)
エリアは、演奏エリアとくつろぎエリアに分かれています。
各エリアを簡単にご紹介していきますね〜。
演奏エリア
■ レッドマーキー(会場入り口より徒歩15分)
フジロック唯一の屋内ステージです。新進気鋭のバンドが多く出演するので、非常に盛り上がります。
■グリーンステージ(レッドマーキーより徒歩10分)
なんと4万人収容できる、フジロックのメイン野外ステージです!
ビッグネームのパフォーマンス場でもあり、日中は後方は持参したイスに座っての鑑賞が可能で、ゆったり楽しむにはサイコーの場所です。
■ホワイトステージ(グリーンステージより徒歩20分)
フジロック2番目の大きな野外ステージで、「裏メイン」といわれています。
どこからともなくシャボン玉が飛んでくるという楽しみも!
■フィールド・オブ・ヘブン(ホワイトステージより徒歩20分)
さまざまなジャンルや国の音楽が楽しめるエリアです。夜間はイルミネーションによって非常に幻想的です。
■オレンジコート(フィールド・オブ・ヘブンより徒歩5分)
入り口からいちばん遠いエリアです。ジャズ系、ラウンジ系など、ジャンルレスな音楽が楽しめます。
初日の夜は「オールナイト・フジ」が開催されます。
■ザ・パレス・オブ・ワンダー
入場ゲート前にあるので、チケットがなくても入ることができます。大道芸、カジノ、バーといった大人の遊び場です。
「ルーキー・ア・ゴー・ゴー」というステージが隣接、一般公募で選ばれたインディーズバンドがプレイ。
くるり、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなども、ここのステージ出身です。
演奏以外のエリア
■アバロン
山の斜面を利用した、NGOテントやマッサージテントなどがあるエリアです。フリーマーケットやワークショップが開かれることもあります。
小さな「ジプシーアバロン」というステージもあり、アコースティックライブなどがあります。
■ところ天国
フジロック名物の総合飲食エリアで、文字通りのごちそう天国です!
30以上の屋台があり、石焼ピザ、タイ風ラーメンなど、1品1000円以内でおいしいフードが食べられます。
特に「苗場食堂」では、サプライズライブ、DJ、大道芸、サイン会などミニ・イベントが開催されます。
フェス会場外にはフードエリアがほぼないので、中で楽しむことをオススメします。
深夜まで立ち入り可能です。(飲食施設は、各エリアにもあります)
キャンプサイト
泊まりがけでフジロックを楽しむ人のために、テントを張って会場に宿泊する「キャンプサイト」があります。
苗場には、ホテルなどの宿泊施設もありますが、毎年激混みなので、キャンプする人も多いです。
結果、キャンプサイトも結構混んでいる、ということになっていますが……。
2万人が野営すると言われるフジロックなので、自分のテントがどこだったか、わからなくならないように、みんな個性的に、テントをデコレーションしています。
それも楽しみのひとつですね。
雨で下がぬかるむ恐れがあるので、防水シートを敷くことをオススメします。
女性専用エリアもあり、ひとり旅の女性も安心です。
水場や苗場温泉にも近いです。「キャンプよろず相談所」もあるので、心強いですよ!
夏フェスの服装や持ち物
苗場は山間部です。「3日間の中の1日は必ず雨が降る」と言われています。
スキー場なので、もちろん下は土や草や砂利。雨が降るとぬかるみます。
そして晴れていれば日中は暑く、夜間は寒いです。気候に対する備えは十分していきましょう。
それも含めて、フジロックマストアイテムを紹介していきますね。
■ フジロック入場チケット
これがないと入れません(笑)当日券販売もありますが、完売していると思ったほうがいいでしょう。
ダフ屋からの購入は、絶対にやめましょう!
■現金
会場での飲食やグッズ販売は、現金でのやりとりです。会場に行くまでも当然必要ですしね。
■電車、バス等のチケット
「忘れたら駅で買えばいい」と思わないでください。たいてい売り切れています。
■ 雨用ポンチョ
会場内は傘使用禁止です。他のお客さんの邪魔になりますからね。野外スポーツ観戦やフェス観覧の基本です。
リュックごとすっぽりかぶれるポンチョタイプのレインコートは非常に重宝します。
■レインシューズ
会場は苗場スキー場。基本土と草、砂利なので、雨が降るとぬかるみます。長靴を履いている人が多いですよ。
■ デイパック
肌身離さず持ち運べるし、両手が空くので便利です。
■ 帽子
晴れれば日よけ、雨なら頭が濡れるのを防ぎます。
■ サングラス
まぶしくてもステージが観られます。目からも紫外線が体内に入りますしね。
■ 日焼け止め
これも日差しから肌を保護するためです。ダブルガーゼや麻系の薄い上着もいいですね。肌寒いときも使えます。
■ 折りたたみチェア
基本、会場には設営されたイスはありません。折りたたみの持ち運べるチェアは必須アイテムです。
■ 虫よけ
山間部なので、虫さんもいらっしゃいます(笑)スプレータイプのものや、ハーブエキスのものもありますね〜。
■ タオル
汗をふいたり、こぼしたものをふいたり、重宝します。ハンドタオルやフェイスタオルなど、大きさの違う数種類があればいいですね。
■ ティッシュペーパー
これもタオル同様重宝します。ドライとウェットの両方あればいいですね。
■ スマホ、携帯電話、ラジオ
これは今や必須アイテムですね。3キャリア全部写メもできるし、毎年苗場食堂FMブースからInterFMの公開生放送があるので、ラジオアプリで聴くことができます。
■ 充電器
特にキャンプ予定の人は、これがないとお手上げです。
宿に宿泊の際も、コンセントが少なかったりするので、大容量のものやソーラータイプのものなどがオススメです。
新しく買ったものは、不良品だったり、使い方がわからない、なんてことにならないように、事前に使ってみてくださいね。使い慣れたものを持っていきましょう。
■ ジップロック
これはすごーく重宝します。持っていくものの小物を分けて整理できる、ということもありますが、雨が降ったとき、それらを濡らすのを防げるのです。
デイパックまで雨がしみても安心です。
音楽以外の楽しみかた
フジロックは広大な敷地の中に音楽以外の楽しめる場所もたくさんあります。
子づれでも楽しめる「こどもの森」には、自然景観と融合した、巨大シーソーやアスレチックがあり、プレイリーダーたちもいるので、パパやママは安心して遊ばせることができますよ。
ベビーカーを押して、こどもの森に来ている人もたくさんいます。
もちろんライブもやっています!
子どもたちの耳にも優しい、アコースティックライブなので、本当に癒しの空間になっています。
森を抜けると川があります。
山間部ですが、晴れた日中は暑いので、川に足を浸すととても気持ちがいいですよ!
ご飯も食べられるし、お酒を楽しむ人やぼんやり休む人……みんな、大自然を思い思いに満喫しています。
「ゴンちゃん」と呼ばれる岩でできたアートもあり、フジロックの愛されキャラになっています。ロバート・ゴードン・マクハーグさんという、ロンドンのアーティストの作品です。みんな、ロバートさんご自身のことも「ゴンちゃん」と呼んでいて、有名です。
また、レッドマーキー〜かぐらスキー場・田代エリアを結ぶ「ドラゴンドラ」も、子どもたちに大人気!所要時間は20〜30分の、世界最長ゴンドラです。上からフジロック会場も見られます。
いや〜、楽しそうで、また行きたくなっちゃいました(笑)
行かれる方は天候に気をつけて、他のお客さんと譲り合い、自然とアーティストをリスペクトしつつ、思う存分楽しんでください!